ハジマリ、ハジマリ

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〈原文〉 始まりは無 空間のみ 存在しえた 星 時間 空気 生物 全てが無であった 時 司りし者 太陽を連れ 世界を創造した 時 司りし者 十の星を創造し 時 残して 消えた 太陽 一筋の灯火から ふたつの神 創造した 太陽から 生まれし者 陽一族 呼ばれし者 陽一族 地球 住処とし 二つの 時間 創造した そして ひとつは陽を もうひとつには月を 浮かべた その月 雫をもたらす 雫から生まれしは 月一族 呼ばれし者 それから 二つの一族 要らない部分 切り捨てた そこから 二つ 魔の力と 二つの一族 生まれた しかし その 一族 弱かった 所詮 要らない部分 だから そして 火の星から生まれしは 炎一族 呼ばれし者 水の星から 生まれしは 水一族 呼ばれし者 地の風から 生まれしは 風一族 呼ばれし者 土の星から 生まれしは 土一族 呼ばれし者 金の星から 生まれしは 鳴神一族 呼ばれし者 海の星から 生まれしは 氷一族 呼ばれし者 天の星から 生まれしは 夢一族 呼ばれし者 冥界の星から 生まれしは 闇一族 呼ばれし者 木の花から 生まれしは 蟲一族 花一族 冥府の星から生まれしは 鉄一族 そして 鳴神一族 音一族 創造した 十五の一族 それぞれの 魔の力 創造した 陽一族 二柱 月一族 二柱 その四柱 世界を統率した そして生まれた 全ての元凶 混沌の神 アルベリク 元月一族の 魔の力を 使えない 落ちこぼれ アルベリク 全ての一族 滅ぼした 残ったのは 世界を統べる神 四柱 その神 封印の書 創り アルベリク 倒した 四柱の神 人神 なるもの 創造した 四柱の神 人神 階級に分けた 世界を統べる 様々の 神 神の力 受け継ぎし 神子 魔の力 扱いし 巫女 巫 全ての 人神 守りし 守神 四柱の神 衰えた力 消さぬよう 神を代えた 四柱の神 受け継がれた力 消えぬよう 契約し 神子を成した そして 平和に 暮らした
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