オープニング One

1/3
前へ
/14ページ
次へ

オープニング One

〈第二章 月の人神〉 昔、あるところに月皇王志(つきがみおうし)という少年がおりました。 その少年は、自分が何者なのかも分からず、世界を彷徨(さまよ)います。 幼い頃に輝いていた瞳は、段々と色をなくし、もう少年の瞳には光は映っていません。 その少年は、今では誰の記憶にもない『龍王星(りゅうおうせい)』という、太陽系のひとつを自分の謎の力で滅ぼしたのです。 そしてとうとう、人神の人口が多い『地球』に、足を踏み入れたのでした。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加