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1話 俺が今、試してるもの
真夏の高校生活、俺は今、あの有名動画投稿サイト「テンチューブ」の底辺テンチューバーをやっている純粋無垢な男子高校生だ。
だが、一向に登録者が増えないのが唯一の悩みだ。。。
明人「あーー、マジで登録者増えねーわー」
母親「こら!あんた通販で何を注文したのよ?こんなの私知らないわよ?」
母がスマホを見せて怒っている。
明人「あー、あれね、、あれ友達の誕生日プレゼントだよ、俺の金だし大丈夫だって」
明人は、少し焦った表情でそう答えた。
母親「ほんとかしら?ならいいわ」
母は少しため息をついたが、またすぐにキッチンに戻った。
なぜ俺がここまで焦るのか。それは3日前のことだった。
明人がいつも通りネットサーフィンしてると。。。
明人「ん?なんだこれ」
そこには俺の目を引く商品があった
【異世界へといざなう枕】
これはテンチューブのネタになるぞ!と思い購入したのがきっかけだ。
「ピーンポーン」とドアのほうから音が鳴った。
俺は、急いで玄関に出ようとすると、、、、
母「キャーーーーー!!助けてーー!!!!」
悲鳴がアパートに鳴り響いた。
俺は慌てて玄関に行くとそこには。。。。。。。
ポタ。。ポタ。。
明人「ひいいッ!?」
そこには真っ赤に染まった液体のようなものが玄関からアパートの廊下に流れていた。
だがしかし、どこにも母親の姿が見当たらない。
俺は恐る恐るスマホでその商品の詳細を見た。
『玄関に出た人を殺害するのでご注意ください。』
と、端っこに小さな字で書いていた。
明人「お、、お母さん、、、うぅ、俺のせいで殺したのだ。。。俺はいつも迷惑かけっぱなしだったのに。。。。」
その時だった、ポツンと玄関の横に段ボールがあった。
その段ボールを慌てて開けると白色の枕が入ってあった。
明人「なんだと?ただの枕じゃないか?嘘だろ?!」
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