父と息子

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父と息子

六月二十二日は父の誕生日 もう四十年以上前に 生き別れた父親の誕生日だ どうしてそんなものを 覚えているのかって? 忘れられないからだよ 彼はいまだってときどき 夢に現れて 無茶苦茶なことを言ってぼくを困らせる 子ども時代だけじゃなく この年になっても 三十代のままの十も年下の父親に 苦労をかけさせられる そのときはウンザリだけど でもまだ生きてるか死んでいるか ぼくを想っているか そうでないか本当は何歳か ほかに子どもがいるかとか そんなの問題じゃないんだ 父さん どんな人であろうと あなたはぼくの父親です そしてぼくはあなたの息子です いままでありがとう これからもヨロシクね
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