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 すやすやと規則的な寝息を立てて自分の腕の中で眠るサチが愛おしくて堪らない。  康孝は眠るサチに何度も口付けて、未だ昂る感情をぶつける。サチは寝言なのかそれ大好きだねと笑う。 「起きてるの?」  康孝はサチの顔を覗き込むが、サチは眠っているらしく人参がどうとか寝言を呟いている。それがまたいじらしくて、サチにキスをすると、柔らかく形の良いサチの乳房に指を滑らせる。 「んあぁ」  サチは甘い嬌声を漏らすと、康孝を抱きしめるように腕を伸ばす。その手首を掴むと、康孝はマットレスに押し付けて、サチの上に跨って乳房に顔を埋める。  白い肌に、幾つもの紅い痕が残っている。これは自分の独占欲だ。  康孝はサチの乳房を揺らし、唇や舌を這わせて存分に味わうように愛撫を繰り返す。  時折りサチから嬌声が漏れるが、よほど疲れているのか彼女が起きる気配はない。 「可愛いサチ、俺から離れて行かないで」  そう言ってサチに口付けると、サチの下肢へと向かって愛撫を進め、茂みで隠された蜜口に唇を押し当てる。  サチのそこは充分に潤い、ヒクついている。舌先で蕾を刺激すると、サチは甘い吐息を吐き出して腰を捩る。  康孝は堪らなくなって、避妊具を着けずにそのままサチの中に自身の猛りを、深くゆっくりと沈める。  サチの下肢を肩先に掛けると、腰を膝の上に乗せるようにして、ゆっくりと抽挿を繰り返す。  サチの白い乳房が揺れるのを見て、康孝は堪らず鷲掴みにして乱暴に揉みしだくと、直に擦れ合う芯と蜜口の熱に抗えず抽挿を早める。  さすがにサチも事態に気が付いて目を覚ましたらしく、驚くのと同時に耐え難い快楽に嬌声を漏らす。 「どうしたの」  康孝を抱きしめて彼の髪を優しく撫でると、サチは優しく尋ねる。 「寝てるサチを見てたらムラムラした」 「なにそれ」  サチが笑うとキュッとサチの奥が締まり、康孝は中で芯を大きく震わせる。  避妊具を着けていないことに気が付いたサチは、改めて康孝を抱き寄せてキスをすると、中に散らしてくれてもいいよと優しく笑う。 「サチが可愛い。俺本当にどうしたんだろう、これって独占欲だよね」 「私はおばあちゃんになっても傍にいるよ」  根元まで咥え込んだ熱い芯を意図的に窄めて締め付けると、私にも独占欲があるみたいとサチは笑う。 「本当に、サチには敵わないよ」  康孝は甘い吐息を吐き出しながら、ゆっくりと抽挿を繰り返すと、奥に当たるとやっぱり締め付けるねとサチにキスをする。 「あなたが欲しくて仕方ないからよ」  サチは康孝にキスを返すと、背中に腕を回して腰を揺らす。 「サチは俺を貪欲にさせる」 「食べ尽くして良いんだよ」 「一生掛けて貪らないとね」  二人で笑い合うとキスをしながらゆっくりとした熱の絡み合いを楽しむ。 「ねえ康孝さん」 「なあに」 「結婚しようか」 「サチ……」  康孝は抽挿を早めると中に出しても良いかとサチの髪を撫でる。サチは康孝の目を見て静かに頷きながら、更に腰を揺らした。 「ぅっ……」  サチの奥を裂くように穿つと、康孝は芯を震わせてその中で果てる。 「あぁっ。中でビクビクしてるね……」 「サチの中は凄く気持ちがいいんだよ」 「食べ尽くしてるのは私の方かもね」  余韻を楽しむように何度も口付けを交わし、唾液が絡む淫らな水音が静かな部屋の中に響く。 「本当にどうしたんだろう」  サチの中でまた質量を増した昂りがグイッと奥を裂くように刺激する。 「お盛んですね」  サチが笑うと康孝も笑って一度その昂りを引き抜く。 「あぁんっ」  サチの中から白濁した愛液が溢れ出す。それに構わず、サチは起き上がると康孝の股間に顔を埋めて芯を口に咥え込む。  根元の届かない部分に手を添えて指で輪を作ると、強弱をつけて上下に扱く。  ビクビクと震える康孝の芯を唇や舌、指の全てで刺激すると、尖端を甘噛みして舌先で弄ると、扱く手を早める。 「っぁ……サチ、も、出るよ」 「うん。出していいよ」  芯をしゃぶりながら、康孝がそのまま果てらるように舌を絡めて指で扱く速さを変えると、根元をキツく締め付けて更に刺激する。 「……ぁぁ、ダメだよ。もう出るっ」  サチの頭を押さえると、康孝はサチの口内に熱を放った。  喉を上下させてゴクリと飲み込むと、サチは変な感じと呟いた。 「私こんなこと初めてしたよ」  口の端を親指で拭き取り舌で舐めとると、妖艶な表情で康孝を見上げる。 「俺だって初めてだよ。なにも飲まなくても」  困惑する康孝にサチは笑うと、好きじゃなきゃできないよねと呟いた。 「ダメだよ。またしたくなるから、それ以上言わないで」  四つん這いで尻を突き出すような姿勢のままのサチを見下ろすと、康孝はゾクリとして喉を鳴らした。 「まだ抱いてくれても良いんだよ」 「サチは俺に甘いな」  言いながら康孝はサチに向きを変えるよう囁いて細い腰に手を添えて熱を穿つ。  しなやかなサチの身体を全て貪り尽くすように、康孝は背後から何度も奥を突いた。  夜も深いので、嬌声が響かないようにサチは手を噛むようにして声を殺す。  それがまた康孝を刺激して、熱量を増して昂る芯の抽挿を早めると、康孝はまたサチの中に熱を放った。 「はあ……はぁ……」  額に滲んだ汗を拭うと、サチから自身を引き抜いてそこから溢れ出る愛液をティッシュで拭う。 「このまま眠りたいけど、シーツ変えないとね」  サチは仰向けに倒れ込むと、康孝の芯を指で弾いて笑う。 「頑張りすぎたかな。サチが煽るからいけないんだよ」  正座するように座ったまま、康孝はサチの手を取って身体を起こさせる。拭いきれなかった愛液がサチの蜜口からまた溢れ出した。 「こんなに堕落して溺れるなんて、康孝さんは悪い男ね」 「それを言うならサチもだよ」  二人で笑って立ち上がると、康孝はマットレスからシーツを剥ぎ取り、シャワーを浴びようとサチの手を取った。
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