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康孝はもう一本もらうねとビールを冷蔵庫から取り出してソファーに戻った。
熱いシャワーを浴びて湯船に浸かる。ほのかにバラの香りがする。康孝がこの入浴剤を選んだことが可笑しかった。
湯船にしっかり浸かると倦怠感がマシになる気がしてつい長風呂になる。
「サチ?大丈夫?」
長風呂過ぎて康孝は心配になったらしく、案の定風呂場に様子を見にきた。
「冷えるから暖まってただけだよ」
心配そうな康孝に笑って答えると湯船から上がって風呂を出る。
「髪は俺が乾かしてあげるから、着替えたら寝室においで」
ドライヤーを持つと康孝は洗面所を後にした。
サチは着替えを済ませてトイレで装備を整えると、歯を磨いてから寝室に向かった。
「身体冷えてない?」
康孝は延長ケーブルに繋いだドライヤーを持つと、サチにすぐベッドに座るよう促した。
「コード買ったの?」
「あっても困らないし、便利だから」
「なるほど」
ドレッサーで乾かすのかと思っていたが、康孝はこういうことも見越していたらしい。
あたたかい風と康孝の長い指がサチの髪を撫でるように行ったり来たりする。
「美容室みたいだね」
「言っとくけどこんなことしたの初めてだからね」
「あら?慣れてるからよくやる手口なのかと思ったけど?」
サチは悪戯っぽくそう言うと、冗談だよと康孝の方を向いて膝を叩いた。
「本当に信用ないね」
「叔父様が言ってたじゃない。香水がキツい方が好みなのかな?」
「サチ……」
「いじめすぎたかな」
サチは笑うと康孝に抱きついてじゃれた。
「乾かしにくいよ」
そうは言うが、康孝は笑顔を浮かべてサチの髪に手櫛を通す。その指先は優しく心地好かった。
「どう?全体的に乾いたかな」
ドライヤーを止めてサチの髪に指を通すと、意外と難しいねと康孝が笑う。
「ばっちりだよ。ありがと」
康孝の手を取ってそこにキスをすると、サチは満面の笑みを浮かべる。
「ヤバい!可愛いー。入れたーい!」
「出た」
サチはお腹を抱えて笑う。
「本当に可愛いしめちゃくちゃに抱きたい」
「頭の中それ以外も有るんじゃなかったの」
「サチが可愛いのがいけない」
康孝はギュッとサチを抱きしめると首筋をそっと撫でて襟足を掻き上げるようになぞる。そのままサチを見つめると愛おしそうに深く口付ける。
サチはそれに応えるように、康孝の背中と首筋に腕を絡めると、舌を絡めて厭らしく康孝の舌を求める。
静かな部屋の中に甘い水音が響く。康孝の芯が熱を持つのが分かる。サチはズボンの上から掌を這わせると、艶かしく芯を撫でた。
「んっ」
康孝の身体がビクッと動く。サチはそのまま熱を持って勃ち上がった芯をズボン越しに掌で愛撫する。
「サチ……」
唇を離して切なそうに囁く康孝に、サチはズボンを脱いでベッドに寝るように言うと、すっかり熟れて蜜をこぼす芯に避妊具を纏わせて口に含んだ。
避妊具が外れないように、根元を指で押さえると、喉の奥まで咥え込んで何度も尖端まで行き来する。
尖端に舌を這わせ、掌で芯の下の膨らみを柔らかく揉み込みながら康孝を見上げると、彼は恍惚とした表情でサチを見ていた。
サチは自身の蜜口がジワリと熱くなるのを感じながら、康孝の芯に刺激を与え続けた。
芯の下の膨らみを柔らかく掌で刺激しつつ、口を窄めて何度も奥まで咥え込む。舌を絡めて芯に纏わり付かせると、康孝の芯は何度もビクッと大きく揺れる。
サチを呼ぶ声が切ないことに気づいて、咥えて舐め上げるスピードを早めると、程なくして康孝はサチの口の中で果てた。
避妊具を外して、まだビクビクしている芯にキスをする。残った蜜を全て舐め取るように入念に舌を這わせると、芯の下の膨らみにもキスをして口に含んで愛撫する。
「ぁぁっ」
甘い息を吐き出す康孝はサチの頭に手を添わせて快楽に惑う苦悶の表情を浮かべている。
指で尖端を開き、引っ掻くように刺激しながら膨らみを口の中に咥えたまま芯を刺激する。果てたばかりの芯から甘い蜜が溢れ出してくる。
サチは舌先で蜜を舐めとると、今度は避妊具を着けずに康孝の芯を咥えた。
ビクビクと口の中で震える芯に舌を絡めると、サチは膨らみに手を伸ばし、会陰部を指先で愛撫しながら口を窄めて吸い上げる。
「あぁ、っ……はぁ、はぁ」
康孝はブルッと身体を震わせると、果てたように息を荒げた。
「気持ちよかったかな?」
「めちゃくちゃ良かった」
「いつもイカされてばかりだから、ちょっといじめてみた」
「えー、いじめたの?」
俺いじめられたのかと康孝は笑いながら、気持ち良くしてくれたんでしょと、サチにキスをする。
「俺だけ気持ち良くなってごめんね」
腰を捩ってもどかしそうにしているサチが見えていた康孝は、嫌じゃなければ風呂場に行く?とサチを誘う。
「汚れちゃうよ」
身体の疼きが消えないので、断りはしないが康孝を気遣うように返事する。
「気持ち良くしてくれたお礼」
キスをするとそのまま激しく舌を絡めて、服の上からサチの胸を揉みしだいた。
「はぁ、あん」
すぐに硬くなった敏感な頂を弾かれ、サチは思わず声を漏らす。
キスをしたまま浴室に向かうと、康孝に服を脱がされ、下着も剥ぎ取られる。
康孝はそのまま器用に服を脱ぐと、シャワーを出してサチの蜜口に指を進める。
張り詰めた蕾を激しく擦られ、甘い嬌声が漏れる。声が響く浴室でその声を抑え込むように激しく唇を貪られながら、下肢の間の蜜口で康孝の指を受け入れる。
ぐちゅぐちゅと厭らしい水音を立て、康孝の指を締め付けながら、サチは康孝の唇を必死で貪り声を殺す。
康孝は硬く膨らんだ蕾を激しく捏ねると、指で掻き回すようにサチの中を犯した。
ビクッと震えてサチは絶頂を迎えると、康孝にしがみ付くようにもたれかかって息を整える。
「まだだよ」
康孝はそう言うとサチに後ろを向かせると肩を支えながら、一気に熱を穿つ。
サチは快楽から漏れる声を、手を噛んで必死に堪えると、何度も奥まで差し込まれる熱を、蜜口をキツく締め付けて受け入れる。
康孝は器用に反対の腕をサチの腹の下に忍ばせると、膨らんで蜜を纏う蕾をキツく摘んだ。
「んんっ」
思わずサチは声を漏らす。
そこから康孝は抽挿を早めると、乱暴に蕾を擦ってサチが果てるのを確認すると中に熱を放った。
二人で息の乱れを整えると、そのままシャワーを浴びながら、サチの中を掻き出すように康孝の指が挿し込まれる。絶頂を迎えたばかりのサチは嬌声を漏らしたが、康孝はそれを唇で塞ぎ、舌を絡めて、指で中を犯すようにサチの身体を洗う。
「さっきいじめたお返し」
「あっ、だ、め……」
「やめない」
ニヤリと笑うと康孝は蕾を擦りながらサチの中を洗う。与えられる刺激にサチは二度目の絶頂を迎えたが、その嬌声は康孝の甘い唇に抑え込まれた。
「ずっとこんなことじゃ身体が保たない」
湯船に浸かるとサチは康孝にもたれて溜め息を吐き出した。
「ごめん。つい可愛くてやめられなくなった」
康孝は苦笑いでサチを抱きしめる。
「私も断らなかったから同じだけど」
「落ち着かないとね」
二人で笑うと湯船から上がり風呂を出た。
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