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少し悩んだ真智子だが、母親なら迷わないはずだと思い直し、太ももの付け根に手を這わせる。お尻から陰嚢までをなぞるように洗い、そしてそのまま陰茎を両手で包んだ。
「うっ!?」
洋太が声を上げた事により、咄嗟に両手を離す美智子。男の子の大事な所である事は理解している為、出来るだけ優しく触れたつもりだったのだが、やはり加減が分かっていなかったのかも知れないと反省した。
「ごめんっ、大丈夫だった?」
「え!? う、うん。大丈夫だよ。でも自分でするね?」
洋太が泡の付いたままの陰茎を両手でゴシゴシと洗った後、皮に包まれている亀頭をそっと剥き、指先でなぞるように丁寧に洗った。
父親のそんな姿を見た事がなかった真智子は、目の前でマジマジとその様子を観察するように見入る。
「痛くないの?」
そして素直に尋ねた。
「痛くないよ。お父さんが大人になった時に困るからちゃんと洗いなさいって」
「そ、そうなんだ。男の子も大変なのね……」
何となく気まずくなり、洋太の股間から目を離し、背を向けて真智子は自分の髪の毛を洗い出す。
その間に洋太はシャワーを持って、自分の身体を流した。
「洋太、お姉ちゃんの頭にお湯掛けて」
そう真智子がお願いすると、洋太が頭にシャワーを掛け、シャンプーを洗い流してくれる。
流し終わると真智子はリンスを手に取り、ゆっくりと長い髪に馴染ませて行く。
「あ、洋太はもう洗い終わったんだから身体拭いてあげれば良かったね。
ごめん、ちょっと待っててくれる? リンスが終わったらタオル取ってあげるね」
「大丈夫、次は僕がお姉ちゃんの身体を洗ってあげるよ」
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