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洋太の答える声と共に、ボディーソープと思われるポンプ音が2回聞こえた。
ぐちゅぐちゅと泡立てる音が聞こえ、そしてぬるぬるとした感触が真智子の背中に触れる、瞬間……。
「ひぇゃっ!?」
小さな手が背中を優しく撫で回すその快感で、自分でもびっくりするほどの間抜けな声を上げてしまう真智子。
「ご、ごめんなさい! 痛かった?」
その声を聞き、すぐに手を離してしまう洋太。
(あっ……)
「ち、違うよ? 大丈夫、続けてくれる?」
「うん……」
洋太の手が離れてしまい、とても切ない気持ちになってしまった真智子。
思わず続けるようにお願いをし、そして自分の浅ましさに気付いてしまう。
(背中を撫でられるだけで、こんなに気持ち良いなんて……)
「ふっ、んふっ、うぅっ……」
リンスを髪に馴染ませながら、真智子は幼気な少年である洋太からもたらされる性的快感に身悶えする。
これってダメなんじゃないだろうか、そう思えば思うほど背徳感から快感が増して、真智子の背中は性感帯としてより感度を高めて行く。
その快感に抵抗している為、真智子はなかなかリンスをする手が進まず、そして洋太の呼びかける声にも答えられずにいた。
「背中終わったから前も洗うよ?」
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