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「……俺、しゅうの事めちゃくちゃ好きだった。大好きだった。一緒にいられて幸せだった…」
言わなきゃ…
言えなかった事。
聞かなきゃ…
聞きたかった事。
「なぁ…しゅうはどうだった?幸せだった?」
「…うん。ちゃんと幸せだったよ。要が大好きだったよ。」
そう最後にしゅうは答えると、スッと空に帰って逝った。
にっこりと向日葵の様な俺の大好きだった笑顔を残して。
そして、キラキラと輝く星空からあの日の声が聞こえた。
「しょうがないな〜…じゃあ、秘密だよ。あのね、要とまた流れ星が見れます様にって。お願いしたんだよ。要は?」
「俺はね…、しゅうとずっと一緒にいられます様にって言った…」
『星降る夜にまた会えますように。』
俺はそう星空に願った。
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