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「翔二、見えるか? あれがパパの乗るH4ロケットとホープだ」 夫の翔が息子の翔二を抱え、種子島宇宙センターの発射台に据えられているロケットを指さして叫んだ。まだ六歳の翔二は興奮した様に頷いている。 「うん、見えるよ。明日の夜、パパはあれに乗って宇宙へ行くんだね」
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