通信記録A-Ⅰ-№0027丨時刻 4##6ー5##1丨

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通信記録A-Ⅰ-№0027丨時刻 4##6ー5##1丨

〈機体A-Ⅰ〉の通信プログラムを起動しています………… 〈機体A-Ⅰ〉の通信プログラムを起動しました。 〈流星型宇宙機動隊A〉でプログラムを同期しました。 …………………… 通信準備完了。 宇宙センター本部管制塔に接続しています………… ***通信開始*** 丨時刻 4##6丨 ―――――――――――――――――――――― 《A-Ⅰ》 機体A-Ⅰコックピットです。応答願います。                       丨時刻 4##6丨 《管制塔》 こちら本部管制塔。 通信状況はやや良好です。 引き続き通信を続けてください。                      丨時刻 4##7丨 《A-Ⅰ》 二回目のワープは計画通りに実行されました。飛行は非常に安定しており、今のところ、時刻7##0には目標の銀河に、時刻7##4には惑星Xに到達できる見込みです。 隊員はすでに着陸準備に取り掛かっています。計画通り、機体は宇宙空間を行き交う一般的な流星に擬態して惑星Xに接近します。万が一惑星Xから機体の存在が観測・認知された場合の準備も、同時に進行させています。 計画の変更があれば報告をお願いします。                     丨時刻 4##9丨 《管制塔》 了解。 第一機動隊(機動隊A,B)は二回目のワープを事故なく成功させたと思われます。第二機動隊(機動隊C,D)は、既に二回目のワープの準備段階に入っています。 現時点で計画に変更はありません。 しかし、国政は各国いよいよ混乱を極めており、もはや一刻の猶予も与えられていない状況です。人類の生存のためにも、惑星Xのいち早い開拓が求められています。 宇宙会議でも、機動隊諸君の任務の成功を前提として、会議が行われています。                     丨時刻 5##1丨 《A-Ⅰ》 了解。 我々隊員は改めて、必ずやこの計画を成功に導いてみせることを、お約束いたします。 追って報告を行います。通信を終了します。                     丨時刻 5##1丨 ―――――――――――――――――――――― ***通信終了*** 丨時刻 5##1丨
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