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<エピローグ>
それからも僕たちは季節を重ねていった
楽しい時も、そうでない時もあった
色んな出会いや出来事が人生に
彩りを与えるんだ
それは偶然なんだけど、必然なのかも
しれない
・・・
それから3年たったある日、
僕はあるお店にお邪魔することになっている
そのお店は商店街の外れにある喫茶店で、
爽やかな空色の外見をしていた
澄みきった青い空に良く映えていた
お店の前にはナギサとシュンが待っていた
それからすぐに、アヤカがやってくる
僕たちは何も言わなくても、
掌を見せ合うだけの挨拶をしてみせた
みんなで喫茶店の扉をくぐる
店内にはさほど客がいなかったものの、
ふたりの店員が出迎えてくれた
そのうちの一人
-愛らしい茶髪のショートカット- の
人物に手を振った
「やっと来たね、いらっしゃい!」
春の女の子はほほ笑んで迎えてくれた
-おわり-
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