第0話 プロローグ①

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第0話 プロローグ①

コンコン ヨシエ先生:校長、失礼します。 カミフサ校長:アッハッハ!…………どうぞ! ヨシエ先生:入りますよ?失礼します。校長、さっき言っていた、高3の仲良し4人組を連れてきました。 カミフサ校長:ん。 ヨシエ先生:入りなさい! マコ:失礼します。 ナナ:失礼します。 タク:失礼します。 ジン:失礼するのは良くないので帰ります。 3人:ちょっ、帰るな!帰るな! カミフサ校長:アッハッハ! ヨシエ先生:どうしたんですか?校長。 カミフサ校長:いやー、面白くてね。 4人:『うん』 カミフサ校長:この動画。 5人:はあ? ヨシエ先生:校長!こ・う・ちょ・う。話をちゃんと聞いてください。 カミフサ校長:落ち着いて。落ち着いて。冗談冗談。 ヨシエ先生:で、校長。この子たちを呼んだ理由はなんですか? カミフサ校長:まだわからんか?今度の文化祭、隣の中等部と合同でお笑いステージをやることになっているんだけどね?そこで、君たちに出てほしいというか出なさい。 ナナ:まー、私たちは別にいいけど?ねー? ジン:うん。 タク:うん。 マコ:うん、えっ?なんか言った? タク:聞いてなかったの? マコ:うん。ごめん。この動画今良いところでさ。 ナナ:うん。それもうさっきやったからもう良い。 カミフサ校長:実に面白い。それじゃあ、よろしくね。 教頭:校長、会議室に中等部の校長がお見えです。 カミフサ校長:あっいっけない。この後2人で、カットスズキに行くんだった。 4人:『髪ないのにどこを切るんだろう?』 カミフサ校長:今、何か言ったか? マコ:いいえ。 カミフサ校長:本当に? マコ:はい。 カミフサ校長:本当に本当? ジン:あっ!こんなところに校長のカツラが!みんなー。みんな、見てー。 カミフサ校長:あっ!こら。まちなさい。 放課後 マコの家族の部屋 マコ:もー、いい加減にしてよ、ジン。あんなことして。 ナナ:まあまあ、2人とも仲良くね! ジン:そうそう。 ナナ:お前が言うな! タク:3人とも落ち着いて。それよりどんなことする? マコ:はい! ジン:なんか飛んできた。うわ!誰だ!唐揚げ棒飛ばしたやつ。 ナナ:マコ。 マコ:ごめんごめん。 タク:それで、マコ。何を言おうとしてたの? マコ:あ、そうそう。私いいこと思いついちゃったの。 タク:何? マコ:それは、… ピーンポーン ナナ:ちょっとごめんマコ。誰か来たみた… サブロー:へい!お父さんが帰ったぞ!ってみんな今日来てたのか。 マコ:ちょっとお父さん。 サブロー:ジンくん。そんなに唐揚げ棒貪らなくても逃げていかないよ! マコ:ねー、今いいところなんだから早くトイレとか行って! サブロー:えー、でも… ナナ:さっさとゴー! サブロー:…わかった。 ジン:*☆♪¥$€#○♪〒^\〜 ナナ:あんた何してんの? ジン:唐揚げ棒後少しだったから。 ナナ:はぁー、もーあんたいらんことしなくていいから大人しくしとって! ジン:…ごめん。 サブロー:うわー、マコ大変大変大変! マコ:シャラップアンドゲラウトヒアー! サブロー:すみませーん。 タク:それでマコ。なんて言おうとしたの? マコ:うん。トークをベースにしていけばいいんじゃないかなぁと思って。 ジン:それいいね。 サブロー:僕もいいと思… ナナ:シャーッ。 サブロー:ご、ご、ごめんなさーい! ピーンポーン ナナ:またなんか…。まさかジンあんた唐揚げ棒でも頼んだの? ジン:いや。俺は知らん。てか、コンビニにデリバリー制度なんてないし。 ナナ:じゃあ、誰が? 宅配員:あのー、すみませんお届け物です。開けてください。あのー。 ジン:無視してみたらどうなるかな? タク:僕が頼んだ。 3人:タクが? タク:そう。お疲れ様です。 宅配員:ここにサイン……ありがとうございました。 ナナ:何頼んだの? タク:カメラ機材一式。 マコ:タク!それいくらしたの? タク:大丈夫、100万はしなかったから。 ナナ:100万って。 ジン:あれ?でもなんのために買ったの? タク:わかんない。でも勘が働いたから。 3人:あっそー。 文化祭当日 タチバナクン:さて始まりました、米校祭。まず最初は高等部のいつも仲良し4人組によるトーク、フォートークです。どうぞ! ジン:皆さんこんにちは〜。 生徒:…… ジン:もう一度、こんにちは〜。 生徒:…… ジン:……うん。誰も返事してくれない。 ナナ:はいはい。じゃあ、早速始めますか。話題を決めたいと思います。この中で何か私たちに聞きたいことがある人? ………………… タチバナクン:いつも仲良し高等部の4人組でした。続きまして、中等部の…… ジン:めっちゃ緊張した。ていうか、タク。あの逃げ方はずるいよー。 タク:まあまあ。 3人:お前が言うな! ナナ:ま、でもみんな笑ってくれたしいいんじゃないの? マコ:今日、お父さんいないから、うちで祝勝パーティーやらない? タク:うん。いいと思う。
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