<第二話・大家>

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101:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 え、そういう? 102:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 振り向いて、開けて中を確認すればわかるんじゃない? 103:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 おーいさっきからどうしても開けさせたい奴がひとりいるんですけどー? 104:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 危ない目に遭うの自分じゃないからって、無責任なこと言うなオイ 105:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 個人的には、びびらせるのが目的なんじゃなくて、イッチに“開けさせる”のが目的なんじゃないかと思ってる。 普通の生活に置き換えて考えてみると、なんとなく想像できるんだよ。 玄関でさ、ドアをノックされるだろ?そうすると普通の人間って相手を確認して、知り合いだったらドアを開けて中に招き入れるだろ? 106:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 そうなるな 107:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 うん 108:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 あーわかった。 つまり、ノックをされる→ノックされた扉(押入れとか引き出しも含める)をノックを受けた人間が開く→自らの領域に相手を招き入れるって構図が成立するのか。 他の怪異でも同じだけども。 ノックさせて、相手に開けろって要求してくる奴は。つまり“開けて俺を招き入れろ”って相手に強要してきているわけだな 109:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 よくわかんないんだけど、なんで自分で入らんの? 110:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 招かれることで、見えない壁を超える、突破する、境界線がなくなる……って考え方なんだと思うけど、どうかな。 前にこんなことを言ってた人がいるんだけど。 生きている人の“意思”の力ってすごく強くて、実はそれだけで無意識にATフィールド的なもんを貼ってる感があるらしいんだよ。 身体を持たなくて、どこかの土地に囚われるほどの意思もない浮遊霊なんかは、人間の意思の強さに叶わなくて弾き飛ばされる。だから、普通の人間に弱い霊は近づくことができないらしい。 それを突破するには、向こうからその壁を解除させるしかない。 それが、“招かれる”ってことなんじゃないかな……というところまで考えた。 111:ミスター名無しさん@振り向いたらヤツがいるらしい。 なんか超マジな考察来た
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