冒険者デビュー

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冒険者デビュー

冬夜『ここが...』 刀亞『王都...』 ロンド『そうです。 ここが王都、レンドラです。』 王都レンドラ 国王であるレグルド王の直轄地。シイナ教を国教としており、豊かで人々が集う街 刀亞『こんなに沢山の人がいるんですね!』 ガルド『うむ。 我らのような人間種の他にもエルフや犬族、猫族といった亜人種、それに魔族なども沢山いる。』 ミラ『それよりさー早く、ギルドに行こう よー』 ロンド『それもそうですね。 早くしないと日が暮れてしまいますしね。 では、お2人とも私たちについて来て下さい。』 刀亞『王都探索はまた今度だね、冬夜?』 冬夜『ん?ああ。そうだな。』 冬夜達はロンドの案内の元、ギルドへと向かった ロンド『ここが、私たちが所属するギルドですよ。』 冬夜達の目の前には立派な屋敷の様な建物があった 冬夜『これが...』 刀亞『ギルド...』 冬夜達がギルドに入ると1人の女性が近づいてきた ???『ロンドさん。お帰りなさい。 こちらの方々はどちら様ですか?』 ロンド『こちらは、冬夜さんと刀亞さんです。 お2人とも、こちらは私たちのギルドで受付嬢をしてくれているニーナさんです。』 ニーナ『初めまして。冬夜さん。そして、 刀亞さん。 私は当ギルドの受付嬢、ニーナと申します。』 刀亞『初めまして。私は刀亞です。 あの、私たち冒険者になりたいんですけど...』 ニーナ『冒険者志願の方々ですね。 かしこまりました。では、あちらの奥の部屋に移動してもらえますか?』 刀亞『あ、はい!行こう、冬夜。』 冬夜『え、あ、うん。』 ロンド『では、私たちはこれで。』 刀亞『あの、ありがとうございました! ここまで、案内してくれて。』 ロンド『いいえ。気にする事はありませんよ。』 ミラ『そうだよー! 困った時はお互い様だー!』 ガルド『うむ。 助けるのは当たり前の事。』 刀亞『何かお礼が出来れば良いんですけど、持ち合わせが...』 ロンド『また、いずれ何処かで会うでしょう。 その時に紅茶を一杯、奢ってくれれば大丈夫ですよ。』 刀亞『はい!必ず! 皆さんありがとうございました! ほら!冬夜もお礼!』 冬夜『あ、ありがとうございました。』 ロンド『では、私たちは失礼しますね。』 そう言うと、ロンド達はギルドを出ていった ニーナ『では、お2人はこちらへどうぞ。』 ニーナに案内され、奥の部屋へと通される ニーナ『マスター? 冒険者志願の方々が参られました。』 ???『通しなさい。』 ニーナが部屋の扉を開くと、部屋の中には 銀髪の女性がソファに腰掛けていた ???『ニーナ。 あなたは仕事に戻っていいわよ。』 ニーナ『はい。 では、お2人とも頑張って下さいね。』 ニーナは冬夜達に微笑みかけると、部屋を あとにした ???『君たちは冒険者志願という事でいいん だよね?』 刀亞『あ、はい!』 ???『申し遅れたね。 私は当ギルドのマスターを務めている、セラという。よろしくね。』 刀亞『私は刀亞です!それで、こっちが...』 冬夜『冬夜です。』 セラ『刀亞に冬夜か。よろしく。 それでだが、まずは2人には冒険者になれるかどうかの試験を受けてもらうよ。』 刀亞『試験...ですか。』 セラ『そう身構えなくていい。 簡単な事さ。この魔法陣に触れれば良い。 さて、どちらからやるかな?』 刀亞『じゃあ、あたし...』 冬夜『俺がやります!』 刀亞『冬夜...』 セラ『よかろう。では、冬夜。 この魔法陣に触れるがよい。』 冬夜はセラが机に置いた魔法陣が描かれた紙に手を伸ばす 刀亞『冬夜気をつけて...』 冬夜『......』 冬夜の手が魔法陣に触れた瞬間 ピカッ あたり一面が一瞬で黒い煙に覆われた 冬夜『これは、どうなって...』 セラ『この反応は...まさかっ?!』 次回       黒の愚者と白の聖者
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