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そこから、、すぅっと、、身体が離れる。
「御詣り、行かへんの、、」
紫乃舞は、全身の力が抜けて、脚がガクガクと下駄がカタカタと鳴っている。
見上げて見ると、神社の鳥居の前まで来ていた。
仕方なく、その女性は、紫乃舞を抱きかかえるようにして階段を登って行く。
「どないしたん、、もしかして、、」
その女性は、紫乃舞の顔を見て、ニヤっと微笑む。
「あっ、そうそう、私 皐月ともうしますえ、、あんたはんは、、」
「はい、わては、しのぶ、円城寺紫乃舞と言いますわ、」
和良比神社で、、穢れを祓うはずだったのに、、、どないしょ、、、
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