プロローグ

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プロローグ

                  後数分で                全てが 美しく変わる。  俺は何も悪くない。平坦だが、汚れの無い真っ直ぐな道を進んできた。 わずかに残る、乾いた、その美しい道を、ただひたすら歩み続けて来た。 周囲の事など気にも留めず走り行く者、その身が例え泥にまみれても何も感じない者、だが、俺は違う。    道を見失いかけた時もあった。立ち止まり周囲に目を凝らした。 そして必ず、俺は新しい美しい道を見つけた。           無機質の白い操作パネルは、幾つもの実行を示している。
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