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我慢してる顔が可愛かったから(※R18)
俺が絶叫するやいなや、彰は俺の足の間に顔を埋めると、ぱくりとそれを咥えた。
「ああっ……」
彰の温かな口内に包まれた途端、俺はこらえきれずに達していた。
「はあ、ああ……」
放心状態で横たわる俺とは対照的に、彰は我が物顔で部屋の中をうろついている。どうやら勝手に冷蔵庫を開けて、水でも飲んでいるようだ。
「ほら、次はちゃんとベッドでしよう」
「やっ。待っ……」
俺は抵抗しようとしたが、完全に力が抜けた身体はいうことをきかない。彰はそんな俺を抱え上げると、ベッドに横たえた。奴が服を脱いでいる気配がする。
――まずい。このまま突っ込まれたら、絶対大声を出しちまう……。
シーツを噛んで声を抑えようと、俺はとっさにうつ伏せになった。しかし、そんな俺の魂胆はお見通しだったようだ。彰は俺の身体に手をかけると、あっさりと上を向かせた。胸につくくらい、脚を広げられる。
「ううっ……」
すでにどろどろになっているそこに、指が侵入してくる。いい所ばかり狙って擦り上げられ、あまりの気持ち良さに、俺の目には涙が滲んできた。それでも、声を上げるわけにはいかない。血が滲みそうなほど唇を噛み締めていると、彰がそっと唇に触れてきた。
「そんなにしたら、傷つくよ。遠慮せず、声を出して?」
「でも……」
「気づかなかった? 窓とドア、とっくに閉まってるよ」
――は?
きょとんとして彰を見つめれば、奴は微笑んだ。
「昴太がいっぺんイッた後に閉めたんだよ。昴太の可愛い声を聞いた男がおかしな気を起こしたら、やっぱり困るしね?」
――さっき、部屋の中をうろうろしてたと思ったら……。いつの間に……。
「なら、何で早く言わねえんだよ!」
俺がわめくと、彰はますます可笑しそうな顔をした。
「だって、必死に声を我慢してる顔が可愛かったから」
「お前なあ! 俺がどんだけ焦ったと……ああっ」
俺の文句を封じるように、彰は前触れも無く、昂ったものを突き入れてきた。激しく腰を打ち付けられ、俺は今度こそ絶叫した。
「あっ、んんっ、ああっ……」
今度こそ触れとばかりに上体を反らせば、それに応えて彰が乳首を口に含む。もはや遠慮の必要が無くなった状況で、俺は思い切り喘ぎ、奴に合わせて腰を揺らした。閉めきった室内はたちまち気温が上昇し、もはやどちらのものとも分からない汗がシーツを濡らしていく。熱気のこもった部屋で、俺たちはひたすら互いを貪り合ったのだった。
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