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手にボディーソープをとって泡立てると、またリョウを後ろから抱きしめる。
「こっちは向かなくていいよ。目を閉じて、誰か好みの女性でも思い浮かべて、…触られてる感触だけに意識を向けて」
胸から腰、内腿、臀部と泡だらけにして、あえて外陰部には触れずに、また上へと遡り、今度は首から肩、背中を経てまた胸へ。
横目で鏡を見ると、目をぎゅっとつぶっているのに、口は半開きにしているのが見えた。
(カワイイ)
「あっ」
乳首をつまむのと同時に、竿を握った。
「ああっ」
反応が良い。嫌がるかもしれないと思っていたが、乳首を刺激するたびに、腰が揺れる。
「乳首、感じるんだ?」
耳元で囁くと恥ずかしそうに頷いた。
「奥さんにもしてもらってた?」
今度は首を横に振った。
耳の後ろにキスをして、乳首をはじき、今度は股間を丹念に洗う。シャワーで泡を流し終えても、乳首と股間を攻め続けた。
周りを攻めたり、芯に軽く爪を立てたり、緩急をつける。時折、徹也の手を追うように上半身が動く。
「あ、もっと、強く…」
不意のおねだりだった。
徹也の下半身が大きく反応する。それを悟られないようにしゃがみ、リョウの身体をこちらに向かせ、その胸に食らいつく。
乳首の片方を舌で転がし歯をたて、もう片方をはじいたり、強くつまんだりしながら、竿も丹念に扱く。こちらはまだ微かに萌してはいる程度だったが、気持ちよさげに腰が揺れる。
「ああ、もっと強く吸って、あっ、あっ、か、噛むのはダメ」
ダメと言いながら、強い刺激を与えると股間がびくりとなって大きさを増してくる。綺麗に洗った穂先がぬるぬるしてくる。
「ひっっ」
徹也はリョウが悲鳴を上げるほど、少し強めに噛んでから、その乳首をいじる役目を手にゆだねて、今度はリョウのそれを口にした。
「あ、ダメ」
(この言い方のダメはダメじゃない)
リョウが両手で徹也の頭を掴み、腰を振り始めた。
徹也も乳首から手を放すとリョウの腰を掴み、その腰振りの強弱に合わせて吸った。
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