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ガバッと上半身を起き上がらせて、まるでキラキラという効果音がつくようなほどの笑顔で将生を見る千世に、将生は「運動!」と最もなことを言い放つ。千世は数秒黙ったあと、これでもかと眉間にシワを寄せてみせた。
「それはそうやけどさあー・・・」
「ちゃうねんって、なあ!」
力なく椅子の背もたれに全体重をかけて天井を見上げる千世の両肩を横から掴んだ将生は、そのままぐい、っと千世の身体を自分の方へと向かせる。
「エッチしよ!」
「・・・・・・は?」
「エッチも運動やん? いっぱいシたら確実に痩せるやん!しかももれなく気持ちいいのもついてくる!」
「俺天才ちゃう?」と将生はドヤ顔に加えて、つい先程の千世と同じように、キラキラと効果音がつきそうな最上級の笑顔で提案すると「あほちゃう!?」と顔を真っ赤にした千世はテーブルに置いていたおしぼりを将生の顔面めがけて投げつけた。
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