11人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
🗻登山中のある日🗻
私は唯賀 釧(ゆいがくしろ)冒険家だ。
今日は自叙伝(じじょでん)の
執筆(しっぴつ)のため
未踏の山があるという田舎に来てる。
登山に適した服装で、山を登った…
山間部まで歩いてきた時だ
洞窟の入り口を見つけたんだ。
洞窟の中を覗くと
ぼろ布を着た、若い男がいた…
頭に…獣の耳がついて
尻尾まで生えてる!
私はその男に興味がわいてしまって…
洞窟に踏み入れたわけだが
彼は怯えた様子で洞窟の
奥に逃げ込んでしまった。
私
唯賀 釧
(ゆいがくしろ)
「あ、待ってくれ…!」
半獣の青年
「いやだ!…くるなっ!」
私の人生で獣人なんて
初めて会ったんだ、仲良くなってみたい!
私はその男の後を追いかける。
最初のコメントを投稿しよう!