短編 宅配

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私は何度も説明書を読み 薄くてタマゴ型で スマホより小ぶりな その不思議な本体を手にして…。 ちょっぴり意地悪な気持ちと 戸惑いを覚えている。 何? 何? 本体には、ふた状のものがあり それを開けると なんだか自然と 心は決まっていたように 手紙を書き始めた。 その時の想いを綴って、綴って…。 ふと、何してるんだろ? 我に返って 打ち込んだ画面を読み返していると 送信してもいいですか? の、表示が出て えっ、えっ と、思ったけど 兎に角、送信ボタンが点滅しているので ポチッと してしまった。
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