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憧れの作家も可愛いあなたも左利きなので羨ましい
バイトの彼も新人のポンコツも左利きなので妬ましい
異動してった先輩は分け利きで共感覚だって
マジョリティに生まれたはずが置いてけぼりになって虚しい
隣のデスクのポンコツと肘が擦れるのは勘弁です
僕らの立ち位置はなんとなく固定されていて気恥ずかしい
互いの利き手を潰してしまうね
もしもその手を掴んだら
なんて、
「手を繋ぐときはね、手を繋ぐ以外、なんだって不便でいいのよ」
なんて、
聞くことのない台詞を想像しては右利きの理由を探している
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