僕は独りで夜を越える
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荷物をリビングの隅に固めておいて、僕は父母の部屋がある2階へそっと上がった。心臓が冷や汗をかくのを感じながら、引き戸の取手に手をかける。金属がツルツル滑った。勢いよく戸が滑ってしまわぬよう、かつ身体がぶつかって音を立ててしまわぬよう、用心しながら徐々に引いた。 1ミリ。 2ミリ。 3ミリ。 その時だった。
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