僕は独りで夜を越える

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 「どしたん?」  「……」  「なんかあって、泣いとったんやろ?」  「……」  「話してみたら。俺……聞くからさ」    「細……」  「……あんね!!!」  自分で語りかけておいて驚いてしまった。あまりにも大きな声で彼女が僕の声を遮ったから。
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