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プレゼント
「あのさ...この前は無神経なことを言って、ごめん。」
「なに?何のこと?」と聞いてしまうほど、私は全く気にせず過ごしていたが、夫は悩んでいたようで。
「いろいろ考えたんだけど...」と話し出した。
「ボクはただキミの肌荒れが心配だったんだけどね、キミの言葉を聞くまで全く分かってなかった。子供たちを優先しないといけない状況の結果だったんだよね。その状況を作っていた、自分のことを反省したよ。」
すごく申し訳なさそうな、夫。
「ボクは化粧水とかパックとか詳しく分からないし、キミが使いたい物があるだろうから...ボクから肌のお手入れの時間をプレゼントさせてほしい。」
「お手入れの時間のプレゼント?」
「今日からボクが子供たちとお風呂に入るから。お手入れの時間、作れるよね?」
夫なりにすごくすごく考えてくれたんだろう。
「ありがとう。すごく嬉しい...」
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