8.早速の呼び出し。

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8.早速の呼び出し。

「ねぇーりょーーか!」 現国の授業が終わり、教科書とノートを閉じる稜夏に高橋がご機嫌そうに話し掛けて来た。 「ん?なに、高橋。」 稜夏は、閉じた教科書類を仕舞いながら、次の授業の数学の教科書とノートを鞄から取り出した。 「今日、帰り お好み焼き食いに行かない?なんか無性に食べたい気分なんだよねー♪」 「うん。いいよ。」 「やった!!」 今日の高橋は、稜夏に話し掛けて来た時点でも既にご機嫌そうではあったが、稜夏の返事にその元来からちょっと童顔な可愛い顔に弾けるような笑顔を浮かべた。
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