7.決闘→剣の稽古

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■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪ 窓から射し込んだ光。 小鳥達のさえずり。 白く、清潔なシーツに包まれて目覚めた。 「ん……朝、か」 目を擦り、案外心地よい目覚めに息を吐く。 「ここ、は」 ――そうだ。ここは、魔城だった。 自分の境遇を、いっぺんに思い出して今度は意気消沈のため息をつく。 ギシリ、と軋んだマットレス。 その違和感に、身体が強ばる。 「!!」 両肩に何か触れた。 体温。 人が。隣に人がいる。 「ヒッ!?」 僕の右隣にはエト。 ひだり隣にはケルタ。 ……つまり、男3人が仲良く(?)キングサイズのベッドに横たわっていたのだ。 「っ、ゥワァァァァァッ!?」 絶叫するのは当たり前だろう。 男とベッドで目覚めるなんて、最低だ! 悪夢だ! 咄嗟にベッドを脱出しようとすると。 肩を両方から力強く、掴まれる。 「おはよ、ルベル。よく寝れたか?」 「今朝も可愛いね!」 ニッコリ笑う2つの顔。 対して僕は蒼白だと思う。鏡なんて無くても分かる。 「ななななっ、なんでお前らがッ――!?」 「あんまりにも寝顔が可愛くて。ですよね、エト様」 「俺はケルタから、お前を守る為に」 『当然ですけど何か?』なんて言う顔をして、二人は答える。 ――いや可愛くて、じゃないし。 守る云々の前に、お前(エト)も夜這いしてんじゃないか。 そうツッコミを、入れたい。 でも僕の口から出た言葉。 「離れろっ、死ねっ、この変態共ッ!」 という罵倒のみだった。
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