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「ウフフッ、次はいつノフィンに会えるかなぁ♪」
帰路を歩きながら、思わず頬が緩んでしまうチイ。足取りもどこか軽やかだ。
(ハッ、私ったらなんでノフィンに会えるのこんな楽しみなんやろ? これまでは意識してへんかったのになぁ~)
しかし、一つ疑問に思い立ち止まる。
暫く「う~ん」と考えてから、彼女は再び歩き出した。
「まぁえぇか、こんなん仲良かったら普通の事やし。細かい事は気にせんと帰ろぉ」
それでもすぐ元の調子に戻る。
チイは再びスキップをしながら歩いた。
「……チイ、ノフィンとのデートの後やのになんであんな楽しそうなんや……」
一人の男の存在にも気付かずに。
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