婚活を決意したら神が降臨した件

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柄にもないことを言った私もじゅうぶん恥ずかしいのだけど、まさかみんながそこまで驚くとは思っていなかった。 私はよほど恋愛や結婚には興味がないと思われているんだろう。 「でも急に結婚したいなんてどうしたんです?しかも手っ取り早くって……」 アキちゃんの言葉に、みっちゃんと佐和ちゃんも不思議そうな顔をしてうなずく。 「じつはね、おばあちゃんが……」 食事をしながら、光子おばあちゃんの病状や、光子おばあちゃんが私がもうすぐ結婚すると言って楽しみにしていることを話すと、3人とも最後まで真剣に話を聞いてくれた。 「そうかぁ、そういう事情があったんだ……。モモはおばあちゃんっ子だって言ってたもんね」 「どうにかして願いを叶えてあげたいっていう気持ちもわかるけど……ひと月やふた月では難しいと思うな。モモちゃん、男の人と話すの苦手だよね?」 佐和ちゃんの言う通り、私は面識のない人や付き合いの浅い男の人と話すのが苦手だ。 そんな私がいきなり結婚したいなんて、自分でもむちゃくちゃなことを言っているなと思う。 「苦手だけど……そこはなんとか頑張ってみようかと」 「だけどそれ、ホントに結婚しなくても良くないですか?誰かに頼んで写真だけ一緒に撮ってもらっておばあちゃんに見せるとか……」
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