サービス付き高齢者住宅

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サービス付き高齢者住宅

私は、サービス付き高齢者住宅で働いています。 サービス付き高齢者住宅とは、高齢者専用住宅で家賃の2ヶ月分で入居出来る為、初期費用は少なく済みます。 毎月の費用は、家賃、管理費、食費含めて20万円前後の所が多いです。 サービス付き高齢者住宅、通称 サ高住は、介護を必要とする場合は、介護保険を利用して別料金になります。 月々の費用以外に、介護保険を利用して世帯収入によって1割、2割、3割負担の介護費用がかかります。 介護保険を利用出来るのは、介護度により異なります。介護度は、要介護1から5、要支援1から2に分類され、介護認定を受けて要介護度が決まります。 要介護1は介護度の低い方、要介護5は、寝たきりの方や、認知症の進んだ方が多いです。要支援は、介護予防の為にご本人と一緒に家事や買い物、入浴の見守り等を行います。 介護度により利用出来る介護保険の限度があります。サービス付き高齢者住宅に入居して介護保険の限度を越えると全額自費になります。多い方は自費で何十万も支払う事になります。 介護付き有料老人ホームは、初期費用に高い所では、何千万円も支払う所もありますが、介護費用も含まれていますので、介護度が高い方は、介護費用が別にかかる事はないのが一般的です。 特別養護老人ホーム、通称 特養は、介護付きで、入居一時金がかかりません。毎月の費用も5万円から15万円位です。要介護3以上の方が対象となります。看取り迄入居する方が多いので、待機の方が大勢いらっしゃいます。 家族が介護を必要とされた場合に、自宅で訪問介護や、訪問看護を利用する方も多いです。 サービス付き高齢者住宅は、基本は自宅と言う定義です。 各個室に鍵があり、介護を必要とされない自立の方が多いです。 施設により異なりますが、介護度の高い方の介護や看取りも行う所もあります。 介護が必要となり、有料老人ホームや特養に移られる方もいらっしゃいます。 介護付き有料老人ホームや特養には、介護を必要な方の人数に応じて介護職員数が最低何人以上と決められています。 サービス付き高齢者住宅では、スタッフの人数は決まりがないので、介護の資格がない方もいます。 私が働いていたサービス付き高齢者住宅では、スタッフはコンシェルジュと言っていました。 サービス付き高齢者住宅と言うと、何でもサービス付きと勘違いされる入居者の方やご家族がいらっしゃいますが、サービスにはお金がかかります。 各個室には呼び出しボタン(コール)があります。緊急の場合はコール対応します。 サービス付きのサービスは、タクシーやクリーニングの手配や緊急時のコール対応、介護が必要になった場合の訪問介護の手配等です。 私が働いていたサービス付き高齢者住宅は、 3社4施設です。料金は神奈川県の場合です。 それぞれの施設で、私が経験して感じた事。 架空の法律、安楽死について書きます。 共感を求める訳ではありません。 貴方のご両親、祖父母、配偶者、そして私も含めて貴方自身に介護が必要となった時に、 こういう考えの人間もいるんだと思って下さい。
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