[安楽死]尊厳死は法的に認められている

看取り期間

　看取りに、入られてから一週間以上、水も飲ませてはいけないと言う方もいました。
　水を飲む事で、誤嚥性肺炎になり死期を早めるからだそうです。

　人は、最期まで聴力が残ります。

「○○さん、もう頑張らなくていいんだよ。」

　口を開けたまま、天井を見ています。

　１時間置きに代わる代わるスタッフが、口に手をかざして生存確認を行います。
　オムツ交換はしますが、それ以外は何も出来ません。

　私は出勤すると、看取りの方の様子を夜勤スタッフに聞きます。

　看取り期間が長引けば長引く程、ご本人様が辛いのではないかと思います。

　息を引き取られると、お医者様に来て頂いて、死亡確認を行います。

　私も初めて看取りを体験した時に泣いてしまいました。

　哀しい事に、毎月何人もの方をお看取りしていますと、泣けなくなりました。

　むしろ、辛い思いから解放されたのだと思うようになりました。

　初めてお看取りをしたのは、百合子さん102歳でした。
　暮れに亡くなりましたが、亡くなる年の6月迄は、お寿司とワインを嗜む方でした。