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介護はお金儲け
現在の介護業界は、多種多様な企業が参入しています。
通信業界、建設業界、教育業界、ドラッグストア等が、サービス付き高齢者住宅や、有料老人ホーム、デイサービスを経営しています。
少子高齢化が進む中で、介護はお金になるのでしょう。
サービス付き高齢者住宅は、初期費用が少なく済み、スタッフの人数も少なく済みます。
各社が一斉に、サービス付き高齢者住宅を造りました。
その為、飽和状態になりました。
M社の会長は、元大手電気業界の方です。
20年前一施設から始めて、
サービス付き高齢者住宅、
グループホーム(認知症の方)、
デイサービス、
小規模多機能型住宅
(ショートステイやデイサービス、
サービス付き高齢者住宅が併設)
現在では、200近くの事業所を経営しています。
M社のサービス付き高齢者住宅は、空き室が埋まりませんでした。
オープン3年経っても、55室中15室から30室しか入居していない施設もありました。
M社のサービス付き高齢者住宅は、建物は借りている為、オーナーに家賃を支払います。
空き室があっても家賃は建物ごとの値段の為、年間4000万円以上赤字の施設もありました。
各施設長は、赤字を減らさなければなりません。
空き室を埋める為には、本来は、自立の方が入居するサービス付き高齢者住宅に、介護度の高い利用者様の受け入れをしなければならなくなりました。
人件費を掛けない為に、スタッフの人数も少なく夜間の介護やコール対応に追われる為、F施設長は、オープン以来3年間のほとんど施設に泊まっていました。
私の尊敬していたF施設長は、変わってしまいました。
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