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『ねぇねぇ』
近くに居たこりゃあ美形の男の子に声をかけてみる。
本当は話しかけるのとか苦手なんだけど俺のモヤモヤが晴れないんだ!!
『あのカッコいい男の子って転校生?』
「はい!転校生です!」
う そ だ ろ
ちょっと残念なんだけど…うぅ…!
非王道の道辿ってない、??
ちなみに蓮は転校生くんに肩組みしながら何かを話している。
は?転校生に!!!?
『おい!蓮』
流石にヤバイと思ったので蓮に声をかけて
転校生から引き剥がそうとした…んだけど
「なぁに要?嫉妬?」
『さよなら』
俺は勘違いイヤイヤヨー系腐男子なのでその場から全速力で逃げ出した。まぁそりゃあ初日だもの…
道に迷うよね!
『だっ、誰か~…居ませんかぁ~!』
この俺、藍里要は今絶賛迷子中だ。森で
なんでここだけは王道なんだよと愚痴を吐こうと思ったが辞めた。いやだって…
『わんこぉおおおぉおおお!!!』
目をうるっとさせたマジの犬がちょこんと座っていた。さっ、触りたい…触るしかない…。
数分モフモフしていたらどこからか"ガサッ"という音が聞こえた。え?死亡フラグ?熊?
と、思ったら全く違った
「なんで一般生徒がここに居るわけ!!!」
茂みからかわいい男の子が出てきた。
髪はふわふわしていて、目はちょっとつり目気味、ただ目が大きいせいでキツイ印象は与えられない。【女の子】って言われても素直に頷ける
『え、ここ何処?』
「ちょ!口の利き方がなってない!!」
ちょっと俺の母さんに似てるかもしれない‥
『君は誰…すか?』
「普通君から言うでしょ、、てか知らないの?」
とグチグチ言われやっと教えてもらった。
「生徒会書記、加藤緑様だよ!!」
へ?ん?書記…?って…言った!!!??
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