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外部の方たちが居なくなり、体育館に集合のアナウンスが流れる。ついについにだ…!!
ーー
「今から鬼ごっこを始めます。ルールは鬼にタッチされると鬼になるという単純なものです。制限時間は1時間半。鬼はタッチした人数が多い上位2名に景品、鬼ではない人はタッチされなかった方全員に景品です。鬼側にはタッチした人数を確認できる機械を与えています。」
んっな、ハイテク機械!?
全校生徒何人居ると思って!!
「鬼は運動部の皆さんと100mのタイム各学年上位10名の方です。」
ーー
10分散らばる時間?が与えられて今やっと鬼が放出された。のだが…!!
「要〜何処かな〜?」
もうそこに蓮が居る。超能力者かよ!ってぐらいピンポイントに俺が居る場所を探ってくる
あ、蓮は運動部ではない。
100mのタイムが速い為鬼側に居る。
そして鬼が強過ぎるのか逃げている人はどんどん少なくなっていく。人数を知らせるアナウンスがめちゃくちゃ怖い!!
「チッ...蓮じゃねぇか」
「あぁ、与」
「うわ、お前87人も捕まえたのかよ」
待って、今始まって何分なの…??
「なんか捕まえて欲しいって言われたからねぇ」
顔が良い奴…許すまじ
>>残り50分
どうする俺...逃げるかここに居るか
無論後者で
…
いや!!意気地無しとかじゃなくて!だって鬼が2人いるんだよ!?見つかったらもう終わりだよ??
副会長さんとの約束破ってまう…!!
「ねぇ、要何してんの?」
『うわぁああああああああああ』
そららん!!鬼かと思った…、
寿命縮んじゃったじゃん!
『一緒に逃げよ!』
「は?」
「あ、要みーっけ!」
『蓮…!あ、そららん!ほら!早く!』
ーー
『はぁ…、』
「大丈夫?」
へ?そららん疲れてないの!???
人間超えてるじゃん…、
>>鬼ごっこは終了致しました。生徒の皆さんはただちに…
鬼ごっこの終了を知らせるアナウンスが響いた。1時間半って長いようで短かったんだな…、
「ほら、座ってないでいくよ!」
『へーい…』
俺はもう疲れちまったよ…。それも自分のことに必死で全く萌えイベント見れなかったし…!!
来年はあんな約束しないって決めたからね俺!
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