非王道学園に腐男子が入学しました

学園祭2日目

『どこ行くの〜？』

「要！？何でここに？？？」

驚く姿でさえ可愛いのは俺凄いと思うんだよね

『みどりん、あなた気持ちがダウンしてますね？』

「down？どこが？」

発音の違いを見せつけられる感じ？？

『んまぁ、人からみたらダウンしてるの！ここには誰も居ないし…俺と踊ろ？』

みどりんは軽く笑いながら手を差し伸べてくれた
...ん？俺エスコートする側なんだけど

「下手な誘い方〜！」

『仕方ないじゃん！！』

ーー

みどりんと踊り終わった後会場に戻ると、閉会式が始まった。そして閉会式も終わり俺はただいま帰路についている。

明日は生徒会の皆と俺含めた25人の生徒で遊園地に行くらしい…！！ん〜なんかよくよく考えると1クラスだけで行く遠足みたいだな…？？

＜ｶﾞﾁｬ

『たっだいま〜♪』

返事が返ってこないということは蓮がいないということだ。この2日間は門限なしにしてたし、まぁはしゃきだいよな…あいつのことだし。

『うわ…寝る…、』

ベッドに勢いよくダイブすると眠気が襲ってくる
はい、寝ますよ俺は

ーー

窓から溢れる光と扉の奥から香る良い香りで朝を迎えた...今何時だ？

『7時43分...』

集合時間は10時、うんうん！全然間に合う

『おっはよー！蓮』

「ん… 誰？」

『！！！？？？！？』

えっと君は…君は

「要おはよぉ、この子石田 成(いしだ なる)僕らと同じクラスだけど…？？」

『知ってる知ってる！でもなんでここに？』

「人… 怖…くて…」

んん全然聞き取れないけども！！
てか石田くん王道学園でいう書記ポジなわけ？？

『えとまぁ…石田くんよろしく！』

「でき…な…きみ…ライバル」

ら、ら、ライバル？？ライバルって言ったよな？
んんなんで？？俺たち勝負とかしてたっけ！？

「きみ…蓮の…こ…と好き」

『？』

「ん、も…い！」

だって分かんねーんだもん！
プイッってされたって分かんないもん俺！

「うんうん、ご飯出来たし2人共早く食べてね」

『へいへーい』

ーー

『蓮！ご馳走様！俺今日生徒会の人と遊園地行かなきゃいけないからもうすぐ出るわ、美味しかったありがとう！！』

「お粗末様でした〜♪」

さぁさぁ早く準備しなければ！！
遊園地なんて久しぶりで楽しみだな...