第4話 出発

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第4話 出発

 目を少し開けただけで、日が差し込んできて眩しかった。どうやらいつの間にか寝ていたらしい。周りを見渡すと、みんな寝そべって眠っていた。  ヤクワは体を起こし背伸びをする。昨夜の夜空は夢だったんじゃないのか? と少し思ったりする。今何時か分からないが。とりあえず、みんなが起きるのを待とう。そろそろ起きそうだし。 「そんじゃ、みんな起きたことだし今後の説明をする。  ユモヲ、ヨタン、 フリーネの前に立ち、ヤクワはどっしりと構える。 「俺たちのこの後の目的は、ジャングルを抜けた先にあるブーメランスクエアこ 行くこと。そこまでの道のりをフリーネ に教えてもらおうと思ってる。 」  そう言うとヤクワはフリーネを見る。 「あのなあ、そんななんたらスクエアに行くよりも家に帰れよ。」 「「「帰らない!!!!!!」」」  3人の声が揃う。 「なんだよ、もぅ……。」 「よし、そーと決まれば、さっそく出発だ!!」 「楽しみですね!」 「よろしくね、フリーネ!」 「……………………………………………………はぁ」  フリーネは言った。ヒビロ草原の森を抜けると、泥が固まった谷に出ると。
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