第4話 出発

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 4人はヒビロ草原にあった森に入った。 「この森はマヨの森っていうんだ。迷子になったら、絶対から出れないと言われてるんだぞ。」 「ええ……怖いなー」  ヨタンはぶるっと震えた。 「固まってれば問題ねえよ」 「そうですよ。ですが、木と木の間の隙間が全然ないですね……」  あんな地平線が見えていたヒビロ草源とは真逆で、とにかく窮屈な感じだった。木と木がギューギューに設置されて いた。これは確かに迷いそうだ。 そう思いながら進んでいると、向こう側から影が現れた。 「あっ……人がいますね?」 「本当だな……敵かもしれねえ。下がってろ。」  フリーネが構えていると……………………黒髪で、剣を持った男性の騎士が現れた。 続
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