第1話 出会い

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「うわあああああああ熊だああああああああああ!!!」  熊は二本足で立ち上がった。そして恐ろしい形相で吠えた! 「待ってタンマタンマタンマ!!!」  次の瞬間だった。  何かが絆創膏少年の目の前を斜めに通った。そしてたちまち、 熊はあわてて逃げて行った。  3人とも呆然としていると。 「危なかったな! アタシが来てなかったらお前ら死んでたぞ!」  服装が簡単な布で出来ている。 胸と腰回り以外はほぼ露出している、肌がかなり焼けており、手に槍を抱えた女性が言った。 「ありがとうございます!」  真っ先にお礼を言ったのはメガネ少女だ。 「あ、危ないところ、 ありがとうございました!」  帽子をかぶり直しながら頭を下げる。 「ありがとうございます。 あの、どなたですか?」  最後に絆創膏少年。 「アタシはフリーネ。 ジャングル戦士さ。」 「ジャングル戦士? この辺りジャングルあんのか?」 「ああ。あの森の向こうにあるさ。だいぶ遠いがな。」  親指をクイッと向こうにある森に向ける。 「アンタら、名前は?」 「俺はヤクワ。 散歩隊のリーダーだ。」  絆創膏少年は胸を張って答える。
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