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「うわあああああああ熊だああああああああああ!!!」
熊は二本足で立ち上がった。そして恐ろしい形相で吠えた!
「待ってタンマタンマタンマ!!!」
次の瞬間だった。
何かが絆創膏少年の目の前を斜めに通った。そしてたちまち、 熊はあわてて逃げて行った。
3人とも呆然としていると。
「危なかったな! アタシが来てなかったらお前ら死んでたぞ!」
服装が簡単な布で出来ている。 胸と腰回り以外はほぼ露出している、肌がかなり焼けており、手に槍を抱えた女性が言った。
「ありがとうございます!」
真っ先にお礼を言ったのはメガネ少女だ。
「あ、危ないところ、 ありがとうございました!」
帽子をかぶり直しながら頭を下げる。
「ありがとうございます。 あの、どなたですか?」
最後に絆創膏少年。
「アタシはフリーネ。 ジャングル戦士さ。」
「ジャングル戦士? この辺りジャングルあんのか?」
「ああ。あの森の向こうにあるさ。だいぶ遠いがな。」
親指をクイッと向こうにある森に向ける。
「アンタら、名前は?」
「俺はヤクワ。 散歩隊のリーダーだ。」
絆創膏少年は胸を張って答える。
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