第1話 出会い

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「初めまして、ユモヲです。 」  メガネ少女は背筋を正して答えた。 「僕は、ヨタンです。 よ、よろしくっ」  帽子を再び整え、名乗る。  フリーネは「ふーん」 と頬をかく。 「散歩隊ってなんだ?」 「いろんな場所を散歩すんだ!」 「探検隊のカッコーしてんのに?」 「まあ、 探検隊みたいな感じです。」 「何しに来たのさ?」 「えっと、流れ星を見に来ました。」 「おお、流れ星すげえ綺麗よ。 」  フリーネは空を見上げる。 晴れ晴れとした昼ぐらいだ。 「アンタらどこから来たか知らんが、 都会とかじゃ比べものになんねぇぐれぇ綺麗だよ。見るべきさ。」 「ほんと!? 僕、 見たいなぁ。」 「じゃあ席取ろうぜ! あんな熊とかいるんじゃあ地べた無理だから地ベたじゃねーところな!」  ヤクワは走り出した。 「ちょっと! ヒビロ草原は地平線が見えるほど広いんですよ! 迷子になったらどうするんですか!」 ユモヲはヤクワの後を追っかけた。 「そ、そうだよ! ま、待ってよ~」  ヨタンも2人に続く。 「えっ!? おい! 待てよ!!」  フリーネも3人の後を追った。 「おい! 見ろよユモヲ! あの岩でっけえ!」
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