第八章

8/10
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
 「し、篠原、なんでお前がここに……」裕二は驚いて言った。  「島崎君、モニターのスイッチを切ったのが間違いだったね。あんなことをしたら、何かあったと思うじゃないか」  裕二は舌打ちをした。敵を救出しようとしているところをモニターされないようにするためにスイッチを切るようにという恵理の指示だったが、それが裏目に出た形になった。  「私はあわてて周辺を監視していた部下に命じてロボットを追跡させ、この島に君たちがたどり着いたことを突き止めた。そしてこうしてやってきたというわけだよ」  裕二たちは誰一人動けなくなってしまった。幸い篠原のほかは誰もいないようだが、篠原はピストルを持っている。弾が何発入っているかわからない。何の抵抗もできなかった。  「さあ、何をしている。早く始めたまえ」  「始めるって、何を……」  「決まっているじゃないか。戦闘だよ。人口半減化計画はまだ終わっていないぞ」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!