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透 『おはよ。アオ』
碧 「んー。おはよ。トウ。」
暖かくなってきた,5月の朝。 今日もいつものように馬鹿でかい校門をくぐり、馬鹿みたいに豪華な学校で学び、馬鹿みたいにうるさいチワワ君を遠目に見ながら親友、アオとのんびりしたスローライフを送るつもりだ。友達っていうか知人の 明星 彼方 という腐れ野郎は僕が総受けってやつになればいいと思っているらしい。糞野郎。氏ね。初めてそれを聞いたとき思いっきり鳩尾ヤってやった。
「どうした。トウ?」
『え?あぁ…何でもない。』
そんなこと考えてたら腐れ野郎。 明星 彼方が登校してきた。
彼方「おっはよー!今日もかわいい総受け君、透君に、無気力な愛しい幼馴染を守る番犬、碧君じゃないですかー!」
うるさい。ほんとにうるさい。ってか今日こいつ上機嫌すぎじゃないか?うるさいのはいつもだけど。
『うるさい。ゴミ以下。上機嫌だな。ホコリ以下よ。』
「透きゅん辛辣~wwwwゴミ以下ってwwwwwっそうだ!よくぞ聞いてくれた!来たんだよアレが!遂に!アノ王道転校生が!」
『はぁ?王道転校生ってあれでしょ。毬藻ヘアで便底眼鏡の実は美少年君ってやつでしょ。』
「そう!でもね。それがアンチっぽくて…」
そういってまるで耳がついているように見える、さも犬のようなしぐさをする。
『アンチって前言ってた?めちゃくちゃうざくて話通じないやつ?』
「そうなんだよ。その線が一番強くてさ。」
やばいぞ。腐れ野郎が草生やさなくなったぞ。救急車呼べ。
『で?証拠は?』
「朝さもアンチのものであろう声が聞こえた。」
『確定じゃねーか。』
ぜってぇー関わんねー。めんどそう。
「あっ!でも食堂は行こう。食堂イベ見たいですぜ。おごるから。甘いもの。」
『…しょうがない。期間限定白桃黄桃さくらんぼモリモリパフェ。おごれよ。アオも来てくれよ。』
「あぁ。もちろん行く。(久しぶりにしゃべった。)」
「一番高いやつwwwwじゃあお願いね。ちなみに転校生君はsクラスだから~。」
嵐が去っていった。食べ物には抗うことができなかった。
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