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こっそりと横に視線を向ける。自らを空気のようにしてよこの席を観察しているのはアオも彼方も同じだ。
『なぁ。アンチ王道ってのもオムライスたべるんだよな。』
「うん。そうだよ。」
「もろアンチ王道ってやつだな。まぁ、トウに手ぇ出したらつぶすだけだがな。」
『物騒だよ。もし危害が加わるならば俺の手で確実に排除するから。』
「二人ともやめたげてwwww そろそろ生徒会がくるころだと思うから、覚悟しといて。」
『腐男子の感ってやつかwwwwすげぇ「「「キャぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」」な…』
俺が彼方をおちょくろうとしたところで本当に生徒会が来た。勘弁してくれ。
「会長さまぁーーーーーー」
会長 東雲 龍弥 俺様野郎。
「副会長さまぁーーーーー」
副会長 雪永 帝 腹黒野郎。
「書記さまぁーーーーーー」
書記 犬養 涼歌 犬。犬オブ犬。
「会計さまぁーーーーーー」
会計 羽川 夢羅 チャラ男 屑。ゴミ。
「庶務さまぁーーーーーー」
庶務 日比谷 美湖 双子兄。ふざけてるやつ。
美由 双子弟。おっとり。
こんな感じの王道な奴等だ。ってか書記以下の名前女かよ。会計似合わねぇwwww
「透きゅん。透きゅん。生徒会の扱いが雑な空気を感じたんだけど気のせいかな?特にチャラ男会計がもうすごい可哀想な気配を感じたんだけど気のせいだよね?」
『・・・・・・。』
「らしいぞ。彼方。」
「まぁ、いっか。」
透 碧(えぇぇぇ。)
そんなこと話している間に会長がマリモに熱いキッスをかまして会長が腹の痛みを感じながら吹っ飛んで行った。ざまぁねぇぜ。クソ会長。よく知らんけど。
だが、そんなことでへばる会長じゃない。のそりと起き上がり再びマリモのもとへ。そしてマリモの顎に手を添えクイッっと上にあげた。顎クイした。 順番逆じゃね。
すると怪獣マリモンは顔を真っ赤にさせて恐らく会長を振り払おうとして空のガラスコップを手に取った。そして振り上げたときマリモンの手からコップが抜けたそしてコップは見事・・・
俺の頭にクリーンヒットした。思いっきり。
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