2の宇宙

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2の宇宙

2の宇宙。彼とはよく喧嘩した。人を馬鹿にするやつだった。妙な能力で人を惹きつける。そして一斉攻撃も得意とした。しかし、宇宙はそれではなかった。分からない。彼がなぜここまで頭の中に宇宙があるのか。全くもってわからなかった。未知数。この言葉を贈るに相応しかった。彼はきっと東大を出るだろう。正直な話彼より頭の回転が早いやつはここらじゃいないだろう。それを何故か自負する私。喧嘩とともに誇らしかったのかもしれない。しかし、彼とはもうそれきり話さなかった。彼の宇宙が私を拒み始めた。本格的に。正直な話私ももうあの宇宙とは会いたくない。
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