第7章 登場人物

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【二十年前の真実の登場人物】 ●帯刀 火矛威(たてわき・かむい)/37歳/男性 ・かつて深雪の友達だった《ウロボロス》の元メンバー。男手一人で育てた娘の火澄を溺愛しているが、火澄とは血は繋がっていない。 ・《臨界危険領域者(レッドゾーン=ディザスター)》となってアニムスの暴走に飲まれるところを深雪の《レナトゥス》で人間に戻る。その直後、銃撃を受けて意識不明の重体となっていたが、意識を取り戻す。 ●帯刀 火澄(たてわき・かすみ)/14歳/女性 ・帯刀火矛威の一人娘だが、血の繋がりは無い。意識不明の重体となっている父親、火矛威の毎日にように見舞いに通っている。 ・実の母親は《レッド=ドラゴン》の紅神獄、父親は《アラハバキ》の轟鶴治。深雪と同じアニムス《レナトゥス》を所持しているが、父親の轟鶴治から譲渡された能力。 ●紅 神獄(ホン・シェンユイ)/36歳/女 ・現六華主人であり、《特刑(アルコーン)》でもある《レッド=ドラゴン》のナンバー1。実の紅神獄は何十年も前に亡くなっており、その正体はかつて《ウロボロス》で深雪や火矛威の仲間だった式部真澄が成り代わった姿。もともと体が弱かったこともあり、自分の命が長くないことを自覚している。 ●轟 鶴治(とどろき・かくじ)/享年34歳/男 ・13年前に亡くなった轟虎朗児の息子。ただし養子で血の繋がりは無い。 ・本名を雨宮御幸(みゆき)と言い、顔立ちも深雪そっくりで、深雪と同じアニムス《レナトゥス》を所持していたという。 ・かつて式部真澄と恋仲であったが結局、二人は結ばれることはなかった。火澄の実の父親。己のアニムス《レナトゥス》を火澄に譲渡する。《臨界危険領域者(レッド ゾーン=ディザスター)》となったため、若くして亡くなる。 ・深雪と同じ、《雨宮=シリーズ》の一人として生み出されたクローン体である可能性が高い。 【第七陸軍特殊武装戦術群のメンバー】 ●雨宮 実由紀(あまみや・みゆき)/推定20歳/男 《雨宮=シリーズ》の十一番目。《レナトゥス》を継承するための器として生み出されたクローン体の一人。外見は雨宮深雪とほぼ同じだが、深雪より目つきが険しく、少し髪が短い。サーベルを得意とするが、体術にも長けている。 ●性格:どんな状況下でも冷静沈着に任務を忠実に果たそうとする軍人気質の持ち主。良くも悪くも真面目すぎる。完成形に近い《レナトゥス》を持っている深雪に対して劣等感を抱いている。 ●アニムス: 《レナトゥス》:アニムスを一時的に使えなくすることはできるが、完全に消し去ることはできない。雨宮深雪の持つ《レナトゥス》に比べると劣化品。 《天羽々斬(アメノハバキリ)》:剣圧を放つアニムス。離れた敵にも斬撃を飛ばして攻撃することができる。 ●碓氷 真尋(うすい・まひろ)/推定23歳/男 《碓氷=シリーズ》の五番目。クセの強い頭髪で、後頭部やもみ上げは刈り上げている。 ●性格:よく喋る皮肉屋でどこか人を馬鹿にしたような話し方をする。陰湿で執念深く、主導権(マウント)を取りたがるが、任務のためには自分の命を犠牲にすることをためらわない面もある。 ●アニムス: 《コンダクター》:一定の範囲内にいる相手の行動を封じるアニムス。 《メルト》:物質を融解する強力な火のアニムス。自身に《メルト》を当てることで自爆を可能にする。 ●F225 /推定17歳/女 淡いクリーム色をしたツインテールと、側頭部から垂れ下がるゴールデンレトリーバーによく似た獣耳が特徴の、十代半ばくらいの少女。二刀流の短刀を使い、足技にも長けている。戦うための生態兵器()として生み出される。 ●性格:??? ●アニムス: 《ビースト》:身体能力と五感を一時的に強化するアニムス。 ●月城 音哉(つきしろ・おとや)/推定25歳/男 唇も薄く、目の形や鼻梁は細く尖った鋭利な顔立ちの青年。無個性な短髪と無表情のせいもあり、特徴が無いのが特徴。ゴースト対策部の機動装甲隊、第一班を殺害した流星の仇である『月城』とは別の人物であるらしい。 ●性格:人間らしい表情が乏しいが、仲間を傷つけられると憤る感情はある。 ●アニムス: 《ドゥンケルハイト(影)》:影を自由自在に操るアニムス。影の中に潜って移動することも可能。 《オヴリビオン(忘却)》:記憶を消去するアニムス。 【その他】 ◆エニグマ /年齢不詳/男性  ・黒猫を連れた神出鬼没の《情報屋》。 ・慇懃無礼で、芝居がかった大仰な言動だが、情報屋としての腕は確か。 ・雨宮深雪に幾度も接触して来るが、それはある依頼者(クライアント)の意向であり、何者かの指示を受けての行動らしい。
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