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コンビニ店員の吉田真一は今日も忙しい昼が過ぎて一段落しようとしていた。
いつものように、店長が「先に休憩いただくよ。」と言うセリフを待ってると、中々言わないと思っていたら、今日は、店長が休みであの、疲れきった顔を見なくてすんでいたのだった。
あの怠け者店長がいないと仕事ははかどるが何か調子が狂う。
その日一日何事もなく仕事が終わっていった。
吉田真一は、今日がスゴく長い一日に感じた。
夕方仕事が終わって家へ帰る途中空を見上げると夕方なのに、星が降る感じで沢山あった。
その時、星降る夜に星よりも光る発光体が落ちていくのが見えた。流れ星かと思ったがこんなに早い時間に来るのはおかしいなと思い、前にUFOだと思ったらドローンだったみたいな感じかと思いそのまま家へ帰った。
次の日、コンビニの仕事は店長と一緒で少しホッとしていた自分もいた。
店長を見ると頭に白い絆創膏をはっていた。
吉田真一は「店長!頭どうしたんすか?」と驚くように聞くと
「いやね。吉田君!昨日ね、夕方空を見てると何か降ってきて頭に当たったの、小さい屑みたいなの。なんだったんだろ?」と言う。
吉田は昨日の発光体が店長に直撃したと思ったら笑いがとまらなくなり「そうですか。大変す…」と最後の言葉がでないまま笑いをこらえてバックルームに逃げた。
店長は「吉田君~どうしたんだい?」とこっちに来ようとしたがお客が来て助かった。
日頃の怠惰のつけがまわったかと思った。
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