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「今夜、裏山ね。」
そう言ったのは、幼なじみの男の子。
「良いけど…夜?何かあるの?」
男の子は一瞬顔が赤くなった。
「何でも良いじゃん!じゃあな!」
中学生が二人きりで夜の裏山って…あれしかないよね…私もちょっと恥ずかしくなった。
夜の裏山は、星が降っていた。あぁ私はなんて幸せなんだろう。そんなことを思っていたら彼が来た。緊張しているようだ。
「『しほ』!こっち!」
彼が呼んでいる。
今日は一生の思い出になりそうだ。
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