侵掠如火

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侵掠如火

「……これはマズい。最初はスキンシップで済ませるつもりだったんだ、信じてくれ」 「信じたところで今更どうにもなるまい。とうとう他所様の家で手を出して来るとは、人間とは名ばかりでケダモノも良いところだな」 「しょうがないだろ、なんか寂しくなっちゃったんだから!ちゃんと床の柔らかそうなところでやったらからベッドは汚してないし、ブランクだって結構乗り気だったじゃんかよ」 「前の使い方を覚えてからと言うもの、最近は乗る方に凝っているからな」 「いやそう言うことじゃなくて……まあ、良いや。取り敢えず風呂の場所聞かないとな。ロゼもいるし、まさか無いなんてことはないだろう」 「どうだろうな。前にも言ったが湯に浸かる文化はマキナ固有と言っても差し支えないほど希少なものだ」 「川の流れ、止めるのをもう少し待ってもらうべきだったな……」
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