幼馴染みとモフ耳

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僕の自宅も今更ながら紹介しとく( 商店街の入り口交差点を右に折れて暫く歩くと僕らの母校の小学校があり、通学路を兼ねた広い片道一車線の道路の向かいにある潘商事という文房具や制服といった学校で必要なものを広く扱っている2階建ての商店に隣接してる戸建ての家が自宅だ。 通う学校が目の前で僕としてもありがたい立地だった。 側に街を巡回しているバスが止まるバス停があり、巡回してる経路には駅も含まれているので利便性が高い為か、中古物件ながらローンが高めだそうで両親2人、共働きであくせくと払っている。 その為かどうかはわからないけど、僕は1人っ子だ。 ハ十亀には社会人のお兄さんが居るらしいけど、自立していて家族と離れて暮らしてる為に会った事がない。 兄弟がいるってどんなだろ? 先日のような、両親に理解して貰えそうにない話も兄弟がいたらできるんじゃないかな・・・ 八十亀と友達になり始めの頃は意識なんてしなくて楽しければいいと思ってたけど、兄弟がいない穴を八十亀との関係に求めてたりするのかも知れない と 薄っすら他人事のように考えるようになった。 ・・・僕ってケッコー孤独? 余り考えたくない結論にその先を考えることを無理矢理やめた。 気をとりなおして 斜めがけのボディバッグを背負い帽子を被って持たされてる鍵で戸締りして、自転車に跨り商店街に続く道をハ十亀の自宅目指して走らせる。
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