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5日目
そんなこんなで5日過ぎて現在に至る。
今日の予定は、アレ以来 行けずじまいな商店街に
ある事を確認しに行くことにした。
今度は"連れ"と待ち合わせて行く。
中学生なんだから、友達なんて言わない。
それが中学生ステータスなのだ。
今の目下の目標はこの中学生ステータスを高める事だ。
この物語の一人称は"僕 "だが そこはツッコまないように。
人の前では"オレ"で通してるんだ。
ーさて、親との間にできた気まづさだが
アレから2・3日は籠城まではしなかったが
家族と話したりする事をトコトン避けまくって生活した。
折れたのは母からだった。
4日目に何時もは月1にくれてたお小遣いを
臨時収入という形で弾んでくれたのである。
父さんも承知の事か?抜かりなく確認して、
ため息混じりに母が返事して、手を打ったのだった。
神社での1件は 臨時収入で下げた溜飲で
冷静になれ、1人考えてみれば大人達に理解して貰う事は難しいのだという結論に至った。
自分でも夢のような出来ごとに思えてきてたのだ。
そんな体たらくで大人達を納得させることなんか僕には荷が重い。
前向きに検証して何事もないのであれば
あの日の出来事をなかった事にする選択だってある。
その時はこれまでの生活をこれからも続けていくだけだ、と自分に言い聞かせたのである。
まずは自分が出来る事をやってみよう
と思った。
間もなく夏休みも始まる。
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